Googleマップでは、近隣のお店の営業時間やサービス内容、写真、口コミ情報が掲載されています。特に口コミでは、実際に利用した顧客の声や星評価が見れるため、ライバル店がどのような点で顧客満足を獲得しているかリサーチするのに有効です。
しかしながら、店舗ごとに口コミを一つひとつ確認するとなると時間や手間が掛かるため、日々忙しい中で、情報収集に時間を掛けられないという方も多いのではないでしょうか。そこで役立つのがWebスクレイピングツールです。今回は、誰でもかんたんにGoogleマップの口コミ情報を自動収集する方法を解説します。
Googleマップの口コミを効率的に収集・分析することで、顧客のニーズをより深く理解し、自店舗のサービス改善の指針を得ることができますので、ぜひ参考になさってください。
Googleマップの口コミ情報を自動収集（スクレイピング）するメリットとは
Googleマップは、多くの人々が利用するサービスの一つで、Googleマップに掲載されたビジネスには、実際にサービスを利用した顧客からのリアルな口コミ情報と星評価が集まります。
これらの情報は誰でも自由に閲覧できるため、データとして収集・分析することで自分たちのビジネスに役立てることが可能です。ここでは、口コミ情報をスクレイピングするメリットを3つ紹介します。
リアルな顧客の声
Googleマップの口コミは、実際にサービスを利用した顧客からの直接的な意見を反映しています。Googleはビジネスに対する客観的で公正なフィードバックを提供しているため、それらの情報を参考にすることで、自社のサービス改善の指針を得るのに非常に有用です。
幅広い顧客視点
Googleマップの口コミは、誰でも自由に投稿できるため、幅広い年齢層や背景を持つ人々からの意見が集まります。これにより、多様な顧客視点からのフィードバックを得ることができ、競合との差別化や顧客ニーズを満たしたサービス立案が可能です。
地域特性の深い理解
Googleマップは地理的なデータに基づいて情報を提供しています。これにより、特定の地域についての深い理解を得られ、地域の特色やニーズに基づいたマーケティング戦略の立案、およびサービス改善策の検討に役立ちます。
Googleマップの口コミデータ収集におすすめのOctoparse（オクトパス）とは
Googleマップの口コミデータは自店舗のサービス改善や競合対策に役立ちますが、一つひとつの口コミを手作業で情報収集するとなれば時間と手間が掛かります。プログラミングに精通している方であれば、PythonなどでWebスクレイピングツールを開発できますが、そうした専門知識や経験を持たない方にとっては、ハードルが高いと感じるでしょう。
そのような方にとって役立つのが「Octoparse（オクトパス）」です。Octoparseはプログラミングを一切使わずともあらゆるデータの自動収集を実現するWebスクレイピングツールです。
Octoparseはノーコード（プログラミングなし）で扱えるほか、Webスクレイピングに必要な便利な機能が充実しているので、誰でもかんたんにインターネット上のデータを収集できます。さらにOctoparseの大きな特徴は「テンプレート機能」です。たとえば、Googleマップのテンプレートを使えば、対象店舗のGoogleマップURLをコピー＆ペーストするだけで口コミ情報を収集できます。
Octoparseを活用したGoogleマップの口コミデータの作成方法
ここからは、実際にOctoparseを用いてGoogleマップの口コミリストを作成する手順を解説します。今回は例として、以下の条件で口コミ情報を抽出します。
エリア：新宿
ジャンル：イタリアン
ステップ1.取得したいページのURLを取得する
Googleマップで「新宿 イタリアン」と検索し、店舗情報を表示します。対象のページが開いたら、画像の部分からURLをコピーします。
ステップ2.Octoparseを起動しGoogleマップのテンプレートを選択する
Octoparseを起動させたら、ホーム画面から「テンプレートタスク」を選択します。
Googleマップのテンプレートはいくつかの種類がありますが、ここでは、「 [JP]クチコミ＿Google Maps 」のテンプレートを選択します。
テンプレートの概要や使い方が書かれた画面が表示されます。内容を確認して、「今すぐ試す」をクリックします。
ステップ3.スクレイピングタスクを実行する
Googleマップのテンプレートを開いたら、先程コピーした店舗のGoogleマップURLを貼り付けましょう。複数の店舗を同時にスクレイピングすることも可能です。対象のURLをすべて貼り付けたら、画面下にある「保存実行」を押します。
タスク実行モードを、ローカル抽出かクラウド抽出のいずれかから選択できます。クラウド抽出は、Octoparseの有料プランの契約が必要ですが、ローカル抽出に比べてスクレイピングのスピードが早くなります。
もちろん、ローカル抽出でも十分にスクレイピングを体感いただけますのでご安心ください。
タスクが実行されると、データ抽出が開始されます。画面の数字が動いていれば、問題なくスクレイピングが行えています。完了まで数分待ちましょう。
スクレイピングが完了すると「実行が完了しました！」という案内が表示されます。「データをエクスポート」をクリックすると、データをエクスポート（書き出し）します。エクスポート形式は、Excel、CSV、HTML、JSONから選択できます。
ここでは、「フォーマットの指定」でExcelを選択し、「はい」をクリックします。これで抽出データをExcelにエクスポートできました。
まとめ
今回は、「Webスクレイピング」の基本から、WebスクレイピングツールのOctoparseを活用したGoogleマップの口コミデータ自動収集方法を解説しました。
Octoparseを使えば、プログラミングの知識・経験を持たない方でも簡単に不動産情報を収集できます。さらに、あらかじめスケジュールを設定しておけば、任意のタイミングでスクレイピングタスクを実行することが可能です。定期的にデータを更新すれば、ライバル店の口コミをリアルタイムに把握できるでしょう。
WebスクレイピングツールのOctoparseは、効率的に営業リストを作成したい方に最適なツールです。無料から利用できますので、早速体感してみてください。
