ECサイト運営者の皆さんは料金相場の調査や競合分析のために、商品データをもっと気軽に収集したいと考えていることでしょう。「Octoparse(オクトパス)」を使えば、商品データの自動収集が簡単に行えます。
この記事では、そんなニーズを抱えている方に向けてYahoo!ショッピングから商品データを自動収集する方法をご紹介します。
Yahoo!ショッピングの商品データ収集はクローラーテンプレートが利用できるので、ぜひ試してください。
Octoparseとは
OctoparseはWebスクレイピングという技術を、誰でも簡単に扱えるようにしたクラウドサービスです。Webスクレイピングとは、Web上に存在するあらゆるデータを自動的に収集できるプログラミング技術を指します。
具体的に説明しますと、Web上のテキスト・画像などのデータは全てHTMLという言語で記されています。WebスクレイピングではまずHTMLコードを取得し、そこから特定のデータを抽出するという方法でデータの自動収集を行います。
こうしたWebスクレイピングをノンプログラミングで実行できるのが、Octoparseです。Octoparseが1つあれば、Web上にあるあなたの欲しいデータが思いのままに入手できます。
ただし、Webサイトの利用規約に注意が必要です
Webスクレイピングは素晴らしい技術ですが、全てのWebサイトがこれを許可しているわけではありません。
短時間で多くのリクエストを送信するため、サーバーに負荷がかかるためです。そのため、Webサイトによっては利用規約でWebスクレイピングを禁止している可能性があるので注意してください。
Webスクレイピングを実行する際は、Webサイトの利用規約を必ず確認しましょう。ちなみにYahoo!ショッピングではWebスクレイピングによる商品データの収集を禁止していないので、安心して自動収集できます。
Yahoo!ショッピングの商品データを自動収集する方法
それでは、Octoparseを使ってYahoo!ショッピングの商品データを自動収集する方法をご紹介します。驚くほど簡単なので、ぜひ試してみてください。Octoparseのアカウントをまだお持ちでない方はこちらからご登録ください。
https://www.octoparse.jp/template/yahoo-shopping-scraper-url
Octoparseを起動したら検索窓に「yahoo」と入力し、「スタート」をクリックします。
Yahoo!のWebスクレイピングテンプレートが表示されるので、その中から「Yahoo ショッピング商品情報」をクリックします。
パラメーターに商品データを収集したいページのURLを入力し、「実行」をクリックします。ちなみに今回は、「ゲロルシュタイナー 500ml 24本」で検索した際の商品データを収集してみました。
タスクの実行方法を選択する画面が表示されるので、「ローカル抽出」または「クラウド抽出」をクリックして実行します。今回はクラウド抽出で実行しました。数分後、各商品データの抽出が完了しました!
Octoparseを使うとこのように、プログラミング未経験者でも簡単にWebスクレイピングを実行できます。
自動収集した商品データはどう活用するのか?
Octoparseを使って収集した商品データは次のように活用できます。
- 最安値で提供している店舗を調査しさらに安い価格にチャレンジする
- 獲得ポイントの高い店舗を調査してさらに高いポイント率で勝負する
- 特定の商品の平均価格を調査して料金相場をチェックする
今回使用したテンプレートではこの他にも商品画像も収集できるため、各店舗でどのように商品画像を設定し、消費者はどのような店舗を好んでいるのかなどを調査できます。
こうした商品データを日々収集することはEC運営者にとって欠かせない業務です。戦略的なEC運営のためにも、Octoparseを使って素早い商品データ収集を実現してみてください。
ヤフオクからも商品データを収集してみる
EC運営者が商品データを収集するにあたって、参考になるのがオークションサイトです。Yahoo!ショッピングなどの商品データとは違い、オークションサイトは主に消費者が出品しているため、トレンド把握などに活用できます。
Octoparseにはヤフオクの商品データを収集するテンプレートも用意されているので、合わせてご紹介します。
https://www.octoparse.jp/template/yahoo-auctions-product-scraper
Octoparseを起動したら検索窓に「Yahoo」と入力し、ヤフオクのテンプレートが表示されるので、テンプレートをクリックします。
続いてパラメーターに商品データを収集したいページのURLを入力し、「実行」をクリックします。今回はリョービのフィッシングリールの商品データを収集します。
タスクの実行方法を選択する画面が表示されるので、「ローカル抽出」または「クラウド抽出」をクリックして実行します。今回はローカル抽出を選択しました。
ローカル抽出の場合、実行画面の右上にある「ブラウザ」をクリックすると、Webスクレイピングを実行中のブラウザ画面をリアルタイムに確認できます。
あとは、商品データの自動収集が終わるまで待つだけ。非常に簡単ですね!
その他、商品データを自動収集できるOctoparseのテンプレート
今回はYahoo!ショッピングと、ヤフオクで商品データを自動収集するOctoparseのテンプレートをご紹介しました。Octoparseのテンプレートはこれだけではありません。他にも商品データを自動収集できるテンプレートがいくつもあります。
Octoparseが提供している商品データ自動収集のテンプレート
- Amazon
- eBay
- Shopee
- AliExpress
- Rakuten
- Orange
- ALLOPNEUS
- 価格.com
- PayPayモール
- Buyma
- mercari
- 日経アート
- ジモティー
- IRIS OHYAMA
日本でもポピュラーなECサイトからマイナーなECサイト、海外ECサイトまでさまざまなテンプレートがあります。また、「こんなテンプレートが欲しい!」というリクエストがありましたら、「新規テンプレートが欲しい」をクリックしてリクエストを送信できます。
使いたいテンプレートが見つからなかった場合は、ぜひお気軽に新規テンプレートをリクエストしてください。
Octoparseで商品データを自動取得しよう
いかがでしょうか?Octoparseを使えば、誰でも簡単にWebスクレイピングを実行し、欲しいデータを思いのままに入手できます。
しかし、EC運営者の中には数万件・数十万件のデータを定期的に必要とするケースもあります。そうした状況で「Webスクレイピングをツールではなくサービスとして提供してほしい」という方は、Octoparseが提供するWebデータ代行収集サービスをご検討ください。
世界1,000社以上のWebデータ代行を行なってきた経験とノウハウで、あなたが必要としてるデータを素早く、正確に収集いたします。