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【Pythonなし】netkeibaの競馬データをOctoparseでスクレイピングする方法を解説

約7分で読めます

netkeibaといえば、レース結果、馬の成績、騎手や調教師の情報、オッズなど、競馬に関するあらゆる情報を網羅した国内最大の競馬情報サービスです。netkeibaには全国の競馬場からの詳細なレースデータや馬の情報が掲載されているため、それらを比較・分析することで、より精度の高い予測や戦略を立てることができます。

こうしたnetkeibaに掲載されている情報を上手く活用すれば、競馬データの比較分析や効率的な情報収集に役立ちます。そこで役立つのがWebスクレイピングです。今回は、プログラミング経験を持たない方でも簡単にnetkeibaの競馬情報をスクレイピングする方法を解説します。

競馬情報の自動収集に役立つWebスクレイピングとは

Webスクレイピングとは、Webサイトから情報を自動的に収集するための技術です。インターネット上の情報の海から、必要なデータを効率的に抜き出す手段として、多くの分野で利用されています。この技術の裏には、「サイトクローラー」と呼ばれる、特定の情報を探索・収集するためのプログラムの存在があります。

インターネットは情報の宝庫で、毎時膨大な量のデータが生み出されています。これらの情報の中から、レース結果、馬の成績、騎手や調教師の情報、オッズなどの競馬データを迅速に収集するためにWebスクレイピングが活用されています。

特に、競馬情報の分野では、迅速かつ正確な情報収集が重要です。競馬ファンや専門家にとって、最新のデータに基づいた分析や予測は不可欠であり、Webスクレイピングはそのようなニーズを満たす強力なツールとして位置づけられています。Webスクレイピングの詳しい仕組みや活用事例について深く知りたい方は、関連記事を参照してみてください。

参考:Webスクレイピングとは?基本や仕組み、活用事例まで解説

競馬情報をWebスクレイピングで自動収集するメリット

netkeibaは、日本国内の詳細な競馬データを網羅している競馬情報サービスとして、多くの利用者から信頼されています。この情報をスクレイピングで収集することで、様々な用途で活用が可能となります。

具体的なメリットとしては、以下のような点が考えられます。

  • 各レースの成績やオッズの傾向を分析できる
  • 新しく登場した競走馬や騎手の成績を追跡できる
  • 急上昇中の馬や騎手を早期に特定できる

これらの情報を大量に収集し、ビッグデータとして分析することで、レースの予測精度の向上、競馬戦略の策定、さらには競馬ファンとしての楽しみ方の拡大など、多岐にわたる活用が期待できます。

しかし、これらの情報を一つ一つ手作業で収集するのは非常に労力がかかります。また、レース結果やオッズはタイムリーに変動するため、迅速な更新が求められます。Webスクレイピングを活用することで、netkeibaの競馬情報を自動的に収集し、常に最新の情報を手に入れることができます。

netkeibaの競馬データをWebスクレイピングする方法

netkeibaは、日本国内で最も充実した競馬情報を提供するサービスの一つです。レース結果、馬の成績、騎手や調教師の情報、オッズなど、競馬に関するあらゆるデータが集約されています。

この豊富な情報源からデータを効率的に収集するためには、Webスクレイピングが有効です。ここでは、netkeibaから競馬データをスクレイピングする方法を2つ紹介します。

python

PythonはWebスクレイピングに最適なプログラミング言語の一つです。特に、ライブラリとフレームワークが豊富なので、イチからコーディングをしなくとも手軽にWebスクレイピングを始められます。

代表的なライブラリとして、BeautifulSoup、Scrapy、Seleniumなどが有名ですが、これらを使用することで、netkeibaのような動的なコンテンツを含むWebサイトからも効率的にデータを抽出することが可能です。

Scrapyの使い方は以下の記事でも詳しく解説していますので、興味がある方は参考にしてください。

参考:【初心者向け】Python Scrapyとは? 仕組みや使い方を詳しく解説!

スクレイピングツール

プログラミング知識がない場合でも、クラウドベースのWebスクレイピングツールを使用することで、誰でも簡単にWebスクレイピングを行うことができます。Webスクレイピングツールは、Webサイトの構造を解析し、ユーザーが指定したデータを自動で抽出してくれます。

例えば、Octoparse(オクトパス)は、複雑なWebサイトからのデータ収集をサポートし、抽出したデータをCSVやExcelファイルで出力する機能を備えています。netkeibaのようなWebサイトにアクセスし、収集したいデータ項目を指定するだけで、自動的にデータ収集を開始します。

特にWebスクレイピングツールは、プログラミングスキルがない方でも、効率的に大量のデータを収集する際に有効です。続いては、実際にOctoparseを使って競馬データを収集する方法を見ていきましょう。

Octoparseを使って「netkeiba」から競馬データを収集する方法

ここからは、WebスクレイピングツールOctoparseを活用し、netkeibaから競馬データを収集する方法を具体的なステップで解説します。

  •  対象データ:武豊 近走成績

ステップ1. スクレイピングを行いたいWebページのURLを取得

まず、netkeibaのWebサイトにアクセスします。次に、「データベース」>「騎手」>「近走成績」の順にクリックし、武豊騎手の近走成績を表示します。

該当ページが開いたら、そのURLをコピーしましょう。

ステップ2. Octoparseを起動し、netkeibaのテンプレートを選択

続いて、Octoparseを立ち上げたら、トップ画面にある検索ボックスに、先程コピーしたURLを貼り付けます。貼り付けが完了したら、「スタート」をクリックしましょう。

画面が切り替わったら、「操作提案」のボックスから「ウェブページのデータを自動検出」をクリックしましょう。これにより、プログラムが取得すべきデータ項目を自動で抽出してくれます。

数秒ほど待つと検出が完了し、データフィールドが表示されます。データフィールドを確認し、問題がなければ、操作提案のボックスから「ワークフローを生成」をクリックしましょう。

すると次のような、ワークフローが生成されました。

ステップ3. スクレイピングタスクを開始

ワークフローに問題がなければ、「実行」ボタンをクリックします。

タスクの実行モードは、「ローカル抽出」または「クラウド抽出」から選べます。クラウド抽出を選択すると、スクレイピング速度が向上しますが、Octoparseの有料プランが必要になる場合があります。ローカル抽出を選択しても、基本的なスクレイピングニーズには十分対応できます。

タスクが開始されると、指定したページからデータの抽出が始まります。進行状況は画面上で確認できます。スクレイピングが完了するまで待ちます。

スクレイピングが完了すると、「実行が完了しました!」のメッセージが表示されます。「データをエクスポート」をクリックすると、抽出したデータを保存することができます。エクスポート形式はExcel、CSV、HTML、JSONから選べます。

この方法を用いることで、netkeibaから必要な競馬データを効率的に収集し、分析や予測に活用することが可能になります。

Webスクレイピングを行う際の注意点

Webスクレイピングを行う際は、対象となるWebサイトの利用規約や法的制約に注意してください。特に、netkeibaのような競馬情報を提供する大手サイトでは、頻繁なスクレイピング行為を制限していることがあります。

無許可での大量のアクセスは、サイトのサーバーに負荷をかけ、サービスの品質に影響を与える可能性がありますので、適切な間隔を設けてスクレイピングを行うことを推奨します。また、収集したデータの使用目的や公開に関しても、著作権やプライバシーの観点から慎重に扱う必要があります

参考:Webスクレイピングに関するよくある質問15選

まとめ

この記事では、Webスクレイピングの基本から始まり、Octoparseを使用してnetkeibaから競馬データを収集する方法について詳しく解説しました。Octoparseを活用すれば、プログラミングの知識がない方でも簡単に競馬のデータを収集することが可能です。

さらに、Octoparseではスクレイピングタスクのスケジュール設定も可能であり、これによりレース結果やオッズの変動、馬や騎手の成績の最新情報を定期的に更新し、追跡することができます。

Octoparseは、効率的に競馬データを収集したいと考えている方々にとって理想的なツールです。今回紹介した方法は無料で試すことができるので、ぜひこの機会にOctoparseを使ってみてください。

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